弟の見舞い2013年11月26日 10時45分25秒

    24日、東京駅からAM6:30頃の新幹線に乗って、故郷青森へ!
    新青森駅にはお決まりの、歓迎の”ねぶた”です (^^♪   
ねぶた
    弘前駅には姪が迎えに来ていました。
    そして、ドキドキしながら弟の病室へ入ってびっくり!
    ホスピスのベッドに横たわっている老人の姿を見て、病室を
    間違えたのかと思いました。
    誰にも会いたがらないという意味が解りました。
    180cmの細身の長身で、端正な顔立ちの弟の面影はどこにも
    ありませんでした。
    私の顔を見て少しだけ笑みを浮かべてくれました。
    「遠いところ悪かったね」とか「中学生以来の坊主頭だよ」等と
    言っていた。「油断したよ。こんなになるとは思わなかった」とも
    言っていた。無念さが伝わってきました。
    他の2人の弟たちに言いたいことはないかと聞いたら、「無い!
    会いたくない!」と言っていた。
岩木山
    自分の葬式は残った家族3人でやってくれ。可愛がっていた
    ニャンコの(メリーちゃん)の骨も一緒に入れてくれ。などと
    言ってあるらしい。
    自分の死期を悟って指示を出すときの気持ちは如何ばかりか
    察するに余りある。まだ65歳 !!
    これ以上悔しいことはないと思う。
    一泊して次の朝、再度病室へ行ったら、昨日はたくさん話したので
    疲れている様子だった。
    「来月、年金を貰ったらまた来るからね。必ず来るから待っててね」と
    言ったら、また少しだけ笑ってうなづいていた。
    また会える日が来るかどうかわからないが、一旦帰って来ました。

    津軽富士と言われる岩木山の山頂には雪が積もっていました。